【新唐人2015年06月10日】 韓国保健福祉省は10日、MERS(マーズ)コロナウイルスで新たに2人が死亡したと発表しました。また新たに13人の感染が確認され、感染者は108人となりました。
最初の感染確認から3週間、感染者数は増え続けています。
韓国の崔炅煥(チェ・ギョンファン)首相代行は9日、MERSの警戒レベルを「注意」から「深刻」に引き上げる必要があると訴えました。
ソウル病院のある幹部によると、新たな感染はいずれも病院内で発生しているため、病院利用者は普段よりおよそ3割減っているそうです。
27歳市民 チョさん
「ニュースを見ると、病院内感染が一番多いとのことなので、体の調子が多少悪くても、病院にはなるべく行かないで、家で休むようにしています」
30歳市民 パクさん
「体の調子が悪くても、病院には行きたくありません。病院に行って逆に悪くなったら…」
MERSの感染が病院で迅速に広がった原因について、韓国の医学専門家は、韓国の病院は病室が狭く、患者と患者との間の接触が密接になりがちなうえ、患者の家族や友人などの見舞いの過程でウイルスが拡散しやすいと分析しています。
サムスン病院 匿名患者
「病院を予約してありますが、周りから行かないようにと言われています。まるで敵地に行くような感じです」
韓国のMERS管理対策本部は市民に、病院は頻繁に変えないで、なるべく自宅から近い医療機関を利用することを勧めています。また、感染を防ぐために、病院に見舞いに行かないよう呼びかけています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com.tw/b5/20150609/video/150308.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)